やりたいことや頑張りたいことがある時、どうやって計画を立てていますか?
頭の中だけで考える、何かに書いてまとめる…など、様々なやり方があると思います。
中にはデジタルを活用するという方法もあり利便性も高いです。
しかしいきなりデジタルを駆使するのはハードルが高いと感じる人もいるのではないでしょうか。
iPadなら紙のように手書きができますが、元々持っているならともかくこれから揃えるとなると導入コストもかかりますよね…。
そこでおすすめしたいのは、手帳で目標管理をするという方法です。
今回はアナログの手帳を使うことのメリットや、具体的なおすすめの使い方を解説します。
ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
手帳で目標管理をする6つのメリット
1. 手で書くことの効果
手書き文字にはその時の感情などのコンディションが反映され、見返すと書いた時の気持ちまで思い出せることがありますよね。
ペンをとり、自分の手で書くことが刺激になり、記憶に残りやすいです。
目標達成までには道のりが長く、モチベーションが落ちてしまうことはありませんか?
しかし、やりたいことを夢見てワクワクしながら書いたページを見返すと、目標を立てた時の気持ちが手書き文字から伝わってきて、やる気が戻って来たりします。
デジタルでは味わえないメリットです。
2. 思いつきをすぐ横にメモできる
目標に関することで思いついたことがあれば、即座に書くことができます。
手帳と一緒に持ち歩いている付箋でもいいですし、メモ用のページでも、目標管理そのものの余白、などなど。
手帳を活用すると書いたものがあちこちバラバラにならないのでおすすめです!
自分のひらめきをもれなくフル活用することができますよ。
3. 手帳に書いて持ち歩くことでより身近になる
手帳で目標管理することのメリットとしては、折に触れて見返しやすいというものがあります。
自分の大事な目標や考えを肌身離さず持ち歩き、気軽に見返して、いつでも身近に感じられます。
また、目的のページをサッと開いて確認できるのは手帳やノートなどアナログの強みです。
やる気が満ちている時に振り返るのもワクワク感を再確認できますし、モチベーションの維持にもつながります。
4. 元々手帳が好きな人なら満足感も得られる
お気に入りのツールを使うという満足感は、モチベーションにもつながります。
これはもちろんデジタル・アナログに関わらず、手帳だから得られるメリットというわけではありません。
ですが、元々手帳や文房具が好きで、手帳をフル活用したい!という気持ちがある人なら、自分のやりたいことのために大好きな手帳を使えるという満足感を十分に味わえると思います。
5. 自分と向き合える
目標管理を通して自分の気持ちや考えを知り、整理することで自分と向き合うことができます。
特に手帳を使うことは、手書きという時間のかかる行為だからこそ思考が整理されやすいです。
自分と向き合うことで目標そのものの精査を行うこともできます。
そこからスケジュールやタスクを修正したりなど、より良い結果に導くことができるかもしれません。
6. 仕事はもちろん家事や勉強・趣味にも
- 模様替え計画
- 断捨離計画
- 旅行計画
- 試験対策
など、使い方は自由です。
日頃の予定管理や覚え書き、電話などのメモなども一緒に持ち歩ける手帳なら、そこからやりたいことが生まれることもあると思います。
同じ一冊にまとめることでスケジュールやタスクなどと連携が取れ、仕事以外の日常・プライベートに紐づいた目標も管理しやすいです。
目標管理に手帳を活かすおすすめの使い方
まずはなぜやりたいのか?を改めて考えてみましょう。
また、目標を達成した時の自分はどんな気持ちになるかな?なども書き留めておくのも効果的です。
この部分を最初にしっかり明確化しておくことで、気持ちのブレや迷いが生じなくなり、目標達成に向けて突き進むことができます。
モチベーションが落ちた時に見返すのもおすすめですよ。
このステップはぜひ楽しみながら、ワクワクした気持ちで取り組んでみてください。
次は目標をもっと具体的にしていきます。
例えば家の模様替えを目標に決めたとしましょう。
模様替えをしたら今より過ごしやすくなるし、気分が変わっておうち時間が充実するかもしれないな…!
と、漠然と思うことはよくありますが、「模様替え」とはつまり「家具や家電を買い足したり配置し直す」などの具体的な行動であるはずです。
また、数字を決めるという例であれば、「読書をする」→「⚪︎冊読書をする」というように具体的に設定します。
大切なのはきちんと具体化して書き残しておくことです。
最初のステップで「なぜ達成したいのか?」を明確にしたあとなら、具体化はさほど難しくありません。
目標の具体化ができたら、次はそれをいつまでに達成したいのか?を考えてみましょう。
引き続き模様替えで例えると、いつごろ充実したおうち時間を過ごしたいのか?という部分を考えます。
暑い夏を快適に過ごすために風通しの良い部屋を作りたい…
であれば、6月末までには模様替えを済ませたいですよね。
そのような感じで、⚪︎月までにやろう、⚪︎日間で達成しよう、などの期限を決めます。
期限を決めることで、頭の中だけで考えていた「やりたいこと」が実現に向けていよいよ動き出すのです。
また、もしも期限通りに達成できなかった場合でも、「なぜできなかったのか?」と振り返りをすることでより実現に近づく目標設定をすることができます。
そのためにも期限を決めておくのは大事です。
いつまでに目標を達成したいか日程や日数が決まったら、今度は実現するためにやらないといけないことを小分けしていきましょう。
前のステップで具体的な行動を決めた後なら想像がつきやすいと思いますが、考え方の例を挙げます。
机を移動したらスペースが空くから棚を置きたい!
- どのくらいの大きさの棚が置けるか計測する
- 棚の予算を決める
- お店に見に行く・購入する
- 机を移動してスペースを空ける
- 組み立てや配置をする
- 棚にものを収納する・ディスプレイする
個人差はありますが「棚を置く」というだけでもこれだけの「やること」が発生するわけですね。
それらをひとつひとつ、できる限り細かく小分けしていきます。
さらに、小分けしたものに対してもひとつひとつ期限を設けましょう。
目標達成したい期限はひとつ前のステップですでに決めているはずですので、そこから逆算していきます。
お疲れさまでした! ここまでできればあとはもう簡単です。
しかしこのステップからが手帳で目標管理をする一番のキモになります。
目標そのものとやるべきことに対しての期限を決めたら、それぞれをスケジュールに反映させましょう。
具体的には月間カレンダーの当日の日付に書き写します。
カレンダーには既に別の予定が入っているかもしれません。
日にちは確定していないけど、この時期他に優先しないといけないことがメモされているかもしれないですね。
その場合は目標の期限をずらすなど適宜調整してください。
この調整がやりやすいのも手帳ならでは。
逆にあとから他の予定を入れる際も、今は予定と目標どちらを優先すべきか?というのを考えやすいです。
スケジュールに目標を記載して日程の調整が済んだら、タスクを日々のToDoに組み込みましょう。
ウィークリーやデイリーページを使っている場合はそちらへ転記していきます。
予定というほどではないけどお仕事や毎日の家事など、一日の中でやることはたくさんありますよね。
そのうちのひとつとして、目標に関するタスクも入れてしまいます。
というのも、「時間があったらやりたいことをやろう」と思っていると、日々に追われて結局時間が作れなかった…ということがよくあるからです。
「時間があったらやろう」というよりも、他のToDoと同様、先に目標達成のための時間を確保してしまいましょう。
それではいよいよ目標実現に向けて、具体的なタスクを実行していきましょう!
終わったらリストアップしたタスクをチェックして消す(線を引く)のがおすすめです。
目標の進捗が今どのくらいなのかを把握することができますし、ここまで頑張れた!あともう少し!など、達成感を得るとモチベーションの維持に役立ちます。
一日の終わりや1週間の終わりなど、時々時間を設けて目標のふり返りをするのがおすすめです。
前のステップで説明した通り、完了したタスクを消すと進捗が把握できるのと同時に、逆に予定通り進まなかったタスクも浮き彫りになってきます。
中には途中でリスケジュールしたタスクもあるでしょう。
そういった、予定通り進まなかった履歴が残せるのもアナログの手帳ならでは。
ふり返ることで予定通りできたもの・できなかったものを把握して、目標の実現や次の計画づくりに活かしましょう。
お気に入りの手帳で目標管理をしてみよう!
私自身はデジタルと手帳を併用していますが、目標を立てたその時の気持ちややる気まで思い返しやすいアナログの手帳がメインツールとなっています!
いかがでしたか?
目標管理自体はデジタルでもできますし利便性も高いですが、それでもアナログの手帳を選ぶメリットもたくさんあります。
そして手帳を活かすための詳しい手順も説明させていただきましたので、参考になれば嬉しいです。
目標の実現に向かって、大好きな手帳を相棒にして頑張りましょう!